無痛MRI乳がん検診

〜痛くない新しい乳がん検診〜

MRI乳がん検診とは

造影剤を使わないで、放射線被ばくも無い、MRIでおこなう、まったく新しい乳がん検診です。

MRI乳がん検診のメリット

  1. 通常のマンモグラフィ検査のように、乳房を挟(はさ)みこまないので ”圧迫による痛み” がありません。
  2. 薄手の服(Tシャツなど)を着たまま検査ができます。
  3. 放射線被ばくがありません。
  4. 検査時間は20分程度です。

無痛MRI乳がん検診の特徴

無痛MRI乳がん検診を受ける様子(写真)

造影剤を使わないで、放射線被ばくも無い、MRIで行う、まったく新しい乳がん検診です。

  • 通常のマンモグラフィ検査のように、乳房を挟(はさ)みこまないので“痛くない”です。
  • 薄手の服(Tシャツなど)を着たまま検査ができます。
  • 放射線被ばくがありません。
  • 検査時間は20分程度です。

無痛MRI乳がん検診とマンモグラフィ検査の違い

  • マンモグラフィ検査で死角となる乳房の奥(胸壁)や脇の下まで見ることができます。
  • 乳腺が豊富な方(高濃度乳房)は、日本人では半分以上いらっしゃいます。これらの方でも、影響されず検査できます。
  • 40歳未満は(放射線被ばくを避けるため)マンモグラフィが推奨されませんが、この検査法で、乳がん発生が多くなり始める30代の方も守ることができます。
女性の年齢別がん罹患率(全国推計値2014年)

痛くない理由

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は、下向き(うつ伏せに)になり、乳房を丸い穴のなかに垂らして撮影する検査です。自然の形そのままで、乳房を圧迫しないので、乳房をはさむ痛みとは無縁で全く痛みはありません。

マンモグラフィの場合

マンモグラフィ検査(圧迫版でやや強めに乳房をおさえ平らにのばす)

ドゥイブス・サーチの場合

無痛MRI乳がん検診(乳房型にくりぬかれたベッドにうつ伏せで行う)

見られない理由

マンモグラフィは撮影時素肌になる必要がありますが、無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)では、検査着やTシャツを着たまま受けられます。磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査ですので、Tシャツを着ていても画像上に変化がないのが特徴です。
また、技師と受診者の皆さまが近接する時間は入退室時のみです。あなたの胸のプライバシーも完全に守られますので、どうぞリラックスしてお受けになってください。

マンモグラフィの場合

マンモグラフィ検査を受ける様子(イラスト)

ドゥイブス・サーチの場合

無痛MRI乳がん検診を受ける様子(写真)

被ばくゼロの理由

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は名前の通りMRIを使用します。MRIはトンネルのようなところに身体を入れて写真を撮る装置です。
MRIの内部は磁石とコイルでできていて、エックス線(レントゲン)を使用しないため、被ばくが「完全にゼロ」であるという特長があります。
このため安心して繰り返し検査を行うことが可能です。

MRI検査装置

がん発見率の高い理由

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)の最大の特長のひとつは、がん発見の容易さです。
50歳ぐらいまでの方の多くは、乳腺が豊富に存在し、これがマンモグラフィでのエックス線を通しにくい為、乳房の中央部が白く(濃度が高く)写ります。これを高濃度乳房といいます。
マンモグラフィの場合、がんは白く写りますので「雪山の白ウサギ」をみつけるような感じになり、当然がんがみつかりにくくなります。
無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)ではがんが黒く映りますので、マンモグラフィでは見分けのつきにくいがんが次々に発見されています。

また、無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は乳房の奥(胸壁)や脇の下まで、まんべんなく映ります。
MRIは有効感度範囲が広く、乳房の奥(胸壁側)や脇の下までを撮影範囲に含めて検査ができます。

ドゥイブス・サーチとマンモグラフィの有効感度範囲の差

乳房手術後も検査可能な理由

乳房手術は、大きく分けて乳がん手術の場合と豊胸術の場合があります。
乳がん手術の場合は通常は片側の乳房を切除しますので、そこにインプラントを入れて形を整えます。
豊胸術の場合は両側にインプラントを入れる場合が多いです。

インプラントは、強く圧迫すると破裂して炎症などを起こし、せっかく整えた乳房が変形してしまいます。
ですから乳房を圧迫するマンモグラフィは一般に行うことはできません。
超音波(エコー)検査は、乳房を強く潰すことはありませんから検査はできますが、インプラントの後ろ側は見えにくいので、受診ができないケースもあります。

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)で撮影をすると、インプラント挿入後の方も対応が可能です。
インプラントの種類によってはすこしアーチファクト(邪魔な信号)がでますが、多くは問題なく検査が可能です。

日本人に適している理由

日本人は欧米と比べて高濃度乳腺の割合が高く、50歳以下では80%近くが高濃度乳房(高濃度・不均一高濃度)であるとする報告があります。
透き通っている乳房(高年齢の方)と、白く曇っている乳房(高濃度乳房、デンスブレスト:多くの働く年齢の女性)ではがんの発見率が倍も違うことが分かっています。
無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は、乳腺の量に左右されにくいので、がんの発見率が下がることはありません。日本人女性に多い高濃度乳房(デンスブレスト)の方でも、安心して検査を受けることができます。

マンモグラフィの場合

乳房の濃度分類(脂肪性・高濃度)マンモグラフィ画像

ドゥイブス・サーチの場合

乳房の濃度分類(脂肪性・高濃度)ドゥイブス・サーチ画像(影響を受けない)

マンモグラフィはまず欧米で標準的に乳がん検診で用いられるようになりました。欧米のデータで、死亡率が減少することが示されたので、日本にも導入されています。
しかしアジア系女性の乳房サイズは、欧米女性と比較してハリがあり小さめです。マンモグラフィは乳房を引き伸ばして平たく圧迫して撮影しますが、アジア系女性に多い乳房の場合は引っ張って伸ばすことで強い痛みを感じることがあります。
無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)では、乳房用にくり抜かれた穴の中に胸をあわせるだけで圧迫しないので、痛みがなく楽です。また、サイズに関わらず、重力によって撮影しやすいふくらみになります。

重力によって乳房が下垂する様子(イラスト)

検査の流れ

1  受付

当院2階で受付していただき、問診票を確認いたします。

2  検査着へ更衣

2階の更衣室で検査着に着替えていただきます。

3 1階の中待合室へ移動

1階の中待合室へご案内いたします。

4  検査前に事前説明

MRIの前室で検査説明を受け、問診票を確認します。

5 検査開始

検査着を着たまま、乳房を穴に入れうつ伏せになります。全く痛みはありません。

6 不安な時はボタンを押せます

途中、不安になった場合はボタンを押すとすぐにストップします。

7 検査終了

検査終了です。お疲れ様でした。

8 2階受付へ移動

服を着替え、アンケートを記載していただきます。2階の自動販売機でお好きなお飲み物をお取りください。ウォーターサーバーもございます。

9 2階受付でお会計

お会計はクリニックの受付フロントで行います。

乳がんの疑いが見つかった場合

検査結果をお渡ししますので、専門病院で精密検査を受けて頂くことになります。当院は、多くの乳がん専門医と連携をとっており、すぐにご紹介することができます。

費用について

検査費用

検診内容税込
MRI乳がん検診25,000円

MRI乳がん検診以外の検査費用

検診内容税別税込
胸部CT検査26,000円28,600円
脳MRI検査30,000円33,000円
一般採血検査6,000円6,600円
腫瘍マーカー(1種類につき)2,000円2,200円

MRI乳がん検診をもっと知りたい方

MRI乳がん検診の詳細についてはこちらをご覧下さい。

MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)

無痛MRI乳がん検査(ドゥイブス・サーチ)を行っている病院はすべて、「DWIBS法」を開発した医師が直接画質の調整にあたっています。当院でも厳しい検査をクリアしています。

プラチナ検診プランのご案内(Platinum Plan)

この他「全身MRI (MRCP、脳MRI、無痛乳がん検診含む)」と「単純CTまたは全身造影CT」「血液検査」を組み合わせ、約5000枚の高精細な画像情報をもとにした、保本院長による「読影と説明」をご提供する「プラチナ検診プラン」もございます。
具体的なお問合せにつきましては、保本IVRクリニックと提携しておりますベストメディカルクラブ株式会社(BMC)までお問い合わせください。

受診のご案内

WEB予約

MRI乳がん検診の予約フォーム
からご予約ください

※状況によってはキャンセル料をいただく場合がございます。検診を受けることをよく考えてから申し込みをお願い申し上げます。
ご理解・ご協力をお願いいたします。また、MRI検査を受診できない場合がございます。

お電話

お電話でもご予約可能です。

0798-78-7501

受付時間

  • 月〜金 午前/9:00〜12:00 午後/13:00〜17:00
  • 第1・3・5 土曜日 午前/9:00〜12:00

休診日

  • 日曜日、第2・4土曜日、国民の休日、年末年始

よくあるご質問

Q. どのぐらいの時間が必要ですか?なにか準備は必要ですか?

検査時間は概ね20分です。受付→検査着に着替え(あるいはTシャツになる)→会計の全体を含めても、1時間余りですみます。
事前安静や注射などは必要なく、ご用意いただくものは特にございません。検査着のまま受けられますので、洋服の指定もございません。仕事の間でも、お出かけの装いでも、スポーツカジュアルでも結構です。
お食事の制限や、普段飲んでいる薬をやめる必要も一切ありません。普段通りで結構です。ただし、磁性体を身体に身につけることはできません。

Q. どのぐらいがんが見つかるのですか?

平均的なマンモグラフィのがん発見率は1000人あたり2.7人です(日本乳癌検診学会発表の2018年データ(受診者数253万人))。

  • トモシンセシス(3Dマンモ)を行うと、1.5倍ほど多く見つけることができると言われています。
  • マンモグラフィに、よく訓練された技師による超音波検査を加えると、1.5倍ほど多く見つける事ができると言われています。
  • 無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)のがん発見率は、1000人あたり14.7人でした。直接比較はできませんが、上記のマンモグラフィの5倍以上に相当します。
  • 検査の正しさを示す指標のひとつである、陽性反応適中度も約5倍でした。
Q. 生理や妊娠・授乳との関係はありますか?

生理前に乳房が張るような時期は、乳腺の水分が多くなり、がんの検出能が落ちます。
無痛MRI乳がん検診では、生理の開始日と翌日は避けていただき、3〜21日を推奨(最適は生理開始から5〜14日を推奨)しています。4週目(次の生理の直前)でも、検査ができないほどではありません。しかしせっかくの受診の機会ですから、診断能を高くしたい場合は、上記の期間にお受けになることをお勧めします。
生理の周期がずれてしまったときなどは、予約をした病院までお電話にてご相談ください。なお、閉経後の方はいつでも受診できます。

[授乳・妊娠との関連について]
授乳中は、乳腺が豊かになりますので、がんが見つかる効率は下がります。問診で妊娠・授乳の有無についてお伺いするのはこのためです。受診される場合は、診断能が通常より低いことをご承知ください。
なお妊娠中のMRIは医師の診察が必要ですので、医師の推奨がない場合はこの検診ではお受け出来ません。ご了承ください。(ただし、産婦人科医からは、「妊娠してから乳房にしこりがあると感じる人がいて、不安のまま妊娠を継続しなくてはならない。なんとか解決法が欲しい」という切実な声を頂いています。このような声にはお応えしたいと考えております。)

Q. 被ばくはないでしょうか?

ありません。MRI検査ですので、放射線被ばくはゼロです。ですから何度受けても累積被ばく※はゼロのままです。生涯のあいだに繰り返し受ける健康診断に、とくに向いている検査と言えます。
これはとくに遺伝子変異のある方(BRCAと呼ばれる遺伝子の異常)に向いています。BRCA遺伝子に異常がある方※※は、放射線被曝を受けてDNAが損傷すると、それを修復できないので高率に癌を発生します。したがってこれらの方は、なるべくX線検査(マンモグラフィや胸部単純X線)は避けたほうが良いのです。

※ 累積被ばく(るいせきひばく: Radiation Cumulative Dose)…今までに受けた放射線被ばく量を足し合わせたもの。
※※ 遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC: Hereditary Breast and Ovarian Cancer)。

Q. MRI乳がん検診はどうやってがんを見つけるのですか?

がんは、細胞がギュウギュウに密集している特徴があります。このため、がん組織のなかでは水の動き(拡散運動)が小さくなります。無痛MRI乳がん検査では、この密集(拡散の低下)を目印としてがんを拾い上げます。この撮影法を「拡散強調画像」といいます。そのなかでもドゥイブス法(DWIBS法)と呼ばれる方法を用います。得られる画像は、良く、PET検査(FDG-PET検査)とよく似ていると言われます。これはがん細胞がブドウ糖をよく消費することを目印としてがんを拾い上げます。ところが自然のブドウ糖は見えませんので、放射性同位元素をブドウ糖にくっつけたものを注射し、その集まりを映し出すのです。
なお本検査(ドゥイブス・サーチ)では造影剤を使用しません。MRIで使用するガドリニウム(Gd)を用いた造影剤は、尿からほとんどが排泄されますが、微量の造影剤が脳や腎臓に沈着することが知られています。また排泄された重金属であるGdは環境を汚染し、濃度が増加しつつあることが報告されています。
この検査はとくに遺伝子変異(BRCA遺伝子変異: 乳がんや卵巣がんを発生しやすい)のある方が繰り返し検査を希望される場合にも向いています。造影剤投与では(沈着や金額の問題もあり)せいぜい1年に1度程度しか受けられませんが、本検査は造影剤を使用せず、より安価で、かつ無害・無環境汚染なので、例えば半年ごとや、1年に3回受けても問題はありません。受診間隔を短くすることで、がん発生後短い時間で発見ができるのではないかと期待されています。

Q. MRI乳がん検診はどのくらいの頻度で受ければいいですか?

原則的には2年に1度、できれば1年に1度受けるようにしましょう。乳がんの発生リスクが高いと考えられる人、例えばお母さんや姉妹が乳がんにかかった人は、1年に1度受診しましょう。
国の検診では、放射線被ばくの影響をなるべく避けるために、40歳未満の方のマンモグラフィの受診は推奨していません。しかし本検査は、放射線と無関係なので、安心して繰り返し受けていただけます。

Q. 閉所が苦手なのですが大丈夫でしょうか?

狭いところに入ると緊張して汗がでたり、心臓がドキドキしたりする方がいらっしゃいます。しかし「トンネルの長さが身長よりも短いこと(120センチぐらい)」を検査時に説明すると、気が楽になる方も多いです。
当院ではAmbient Movieを導入することで、MRI検査中も単なる医療空間ではなく、美しい映像と音楽に包まれた落ち着いた環境の中で検査を受けていただくことができます。患者様の不安や緊張を和らげ、より快適で質の高い検査体験をご提供いたします。
また、うつ伏せで入る為、不安感が少ないという方も多くいらっしゃいます。どうしても無理という場合は検査を受けることはできません。

Q. MRI乳がん検診を受けることができない場合はありますか?

はい、MRIは強力な磁石を用いますので、以下の方はできません。

  • 大きな入れ墨がある(入れ墨に鉄粉が含まれていて、やけどするため)
  • 補聴器をしている(外すことができればできます)
  • 胸部に金属が埋め込まれている(できる場合もありますので、ご相談ください)
  • 心臓ペースメーカーが埋め込まれている

また、当日は以下のことはお控えください。

  • スプレー型(緊急吹きかけ型)の白髪染め(鉄粉が飛散してMRI装置の精度を下げます。毛染めは大丈夫です)
  • カラコン、濃いマスカラ(鉄が含まれているものがあります)
Q. MRIはどんな音がしますか?

MRIは特性上、撮影時に大きな音がします。慣れればそれほど問題ではありませんが、はじめての場合は不快に思われる方もいらっしゃいます。音のイメージをYouTubeにアップしていますので、気になる方は事前にお聞きください。

Q. MRI検査を受診できない場合がありますか?

患者様の体内、体外に医療器具があるとき、あるいは体調が優れないことによってMRI検査を受診できない場合があります。また、妊娠されている方(妊娠14週目まで)は避けた方がいいと考えられています。
医療器具の例とMRI検査前に取り外していただく物の例は以下をご覧下さい。ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

下記に提示した医療機器類あるいは他に医療器具などあれば、事前に申してください

  • 心臓ペースメーカー、除細動器等
  • 脳動脈瘤クリップ、コイル
  • 脳深部刺激装置、骨・脊髄神経刺激装置
  • 水頭症治療シャント
  • 人工内耳
  • 義眼
  • 涙道閉塞治療、眼圧治療器具
  • 内視鏡クリップ
  • ステント類
  • 心臓人工弁
  • 整形外科で使用される器具(脊椎固定具、人工関節、プレート、ボルト類)
  • 乳房再建術用拡張器
  • 子宮内避妊具
  • 美容整形用 金糸
  • 磁石蓋付きチューブ
  • 体内埋込式自動ポンプ
MRI検査前にご確認ください(体内の医療機器・金属の例)

下記に示した所持品などは取り外していただきます

  • 補聴器
  • 入れ歯
  • コンタクトレンズ
  • カイロ
  • 湿布薬・貼薬
  • メガネ
  • 鍼治療
  • カツラ類
  • ネイルアート類
  • アクセサリー
  • ヘアピン
  • 時計
  • 電子機器・磁気カード
  • 鍵
  • 金属ファスナー
  • 下着のホック
  • 財布
MRI検査前に取り外していただく持ち物の例

上記含め、何かご不明な点等ありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。