当院の理念と治療方針

医療関係者の方へ

当院の理念と治療方針

Our Philosophy and Treatment

ごあいさつ

Yasumoto IVR ClinicではIVR(画像下治療)を中核とし、がん治療、RFAなどの局所治療、塞栓術・動注療法・灌流療法などのカテーテル治療、画像診断を統合した集学的治療を実践しています。
近年は、患者自身が情報を収集し、特定の治療を希望して紹介・受診されるケースも増加していますが、そのような場合においても、当院では画像診断に基づく正確な病態評価を最優先とし、治療適応を慎重に判断しています。

当院の治療コンセプト

当院では、単に治療を行うことを目的とするのではなく、
本当にその患者様にIVR治療が適しているか
標準治療との関係をどう考えるか
局所治療によってどのような上乗せ効果が期待できるか
を重視し、適応を見極めています。
特に、
他院で治療困難と判断された症例
標準治療のみでは限界がある症例
局所制御の強化が予後やQOL向上につながる可能性がある症例
に対して、画像診断とIVRの専門性を生かしたご提案を行っています。

標準治療との位置づけ

IVRはあくまで治療戦略の一要素であり、外科治療、薬物療法、放射線治療といった標準治療の意義を踏まえるとともに、関連するガイドラインやエビデンスを十分に理解したうえで、その位置づけと役割を明確にしながら適応を判断いたします。

IVRを軸とした専門的治療

当院は、画像ガイド下に行う低侵襲治療を軸として、臨床における治療選択肢の一端を担うことを目的としています。
当院では、以下のような症例についてご相談を承っております。

  • 標準治療に抵抗性の各種悪性腫瘍に対する治療
  • 肺腫瘍、肝腫瘍、腎腫瘍、副腎腫瘍などに対するRFA・TAE
  • 多発肺転移、多発肝転移に対するIVR
  • リンパ節転移、骨転移、遠隔転移に対する局所治療
  • 再発がん治療(乳がん再発、放射線治療後再発、各種再発がんなど)
  • 腹膜播種に対する灌流療法
  • 膵がん、胆管がんに対する灌流療法
  • 膀胱がん、子宮がん、骨盤内腫瘍に対するカテーテル治療および灌流療法(NIPP)
  • 経皮的穿刺ドレナージ
  • 胆道ドレナージ、ステント留置
  • 疼痛緩和に対するIVR
  • 前立腺癌に対する金マーカー留置術
  • 前立腺肥大症に対するカテーテル治療(PAE)
  • 子宮筋腫に対する塞栓術(UAE)
  • 各種生検術
  • その他、IVR適応の可否判断を含めた画像ベースの治療相談 など

※詳細については、IVR治療ページへ

個別性に基づく患者中心の治療戦略

個々の病状、腫瘍の局在や進展度、既存治療への反応性、全身状態などを総合的に評価したうえで、患者ごとに最適化された局所治療の可能性を検討し、適切な形で提供することを基本方針としています。
当院では「治療内容」だけでなく、患者様の生活背景や過去の治療歴、治療の継続性、他の医療機関との連携等も含めて、総合的に診療を行っています。患者様からのご要望にはできるだけ耳を傾け、患者中心の治療戦略を日々こころがけております。
少しでも疑問点がありましたら、お気軽にお問合せください。

医療連携における
位置づけと基本的な考え方

紹介・逆紹介を前提とした循環型の医療連携を重視し、患者様にとって最適な診療環境の実現を目指しています。
患者様が当院での治療をご希望されて受診された場合でも、治療適応の判断は当院で責任をもって行い、必要な局所治療・IVR治療を実施したうえで、その後の診療は原則として主治医の先生のもとへしっかりお返しすることを基本としております。
当院がすべてを囲い込むのではなく、主治医の先生の治療方針や全身管理を尊重しながら、その中で当院がお役に立てる部分を担当する、という考え方です。

ご紹介の流れ

  1. 主治医の先生よりお問い合わせフォームまたはご連絡
  2. 必要に応じて画像・紹介状をご送付
  3. 当院にて画像評価および治療適応を判断
  4. 外来受診・治療方針のご説明
  5. 必要な治療を施行
  6. 治療後は主治医の先生へ経過をご報告

症例によっては、治療適応がないと判断される場合もありますが、その際も画像診断の観点から丁寧に検討し、必要に応じて所見や考え方を共有いたします。

お問い合わせについて

症例相談、ご紹介、治療適応の確認などは、医療関係者様専用お問い合わせフォームよりご連絡ください。
画像や診療情報をご共有いただけましたら、より具体的な検討が可能です。
緊急性や内容に応じて、できる限り迅速に対応いたします。

最後に

当院は、主治医の先生方の日常診療の延長線上において、局所治療およびIVRの専門性が求められる場面で、その一翼を担うことを重視しています。
患者様にとって最善の治療戦略を実現するため、主治医の先生方と丁寧に連携しながら、個々の病態に応じた最適な介入を提供してまいります。
IVR専門施設として、今後も診療連携を通じて地域医療および専門医療に貢献していきます。
適応や治療方針に関するご相談など、随時お寄せいただければ幸いです。