診療方針

患者様・ご家族の方へ

診療方針

Medical Policy

一人ひとりに合わせた
治療のために

がん治療は一見、確立された体系の中で進められているように見えます。しかし実際には、再発や治療抵抗性といった局面に直面した途端、選択肢は急激に狭まり、「次に何をすべきか」が明確に示されないまま立ち止まらざるを得ない患者様が少なくありません。
とりわけ、病変に対して積極的に介入できる局所治療については、十分に検討されないまま、機会を失っているケースも現実として存在しています。
そうした状況に対して、私たちは別の道を提示したいと考えています。IVRを軸に据え、これまで見過ごされがちだった治療の可能性を、一つひとつ拾い上げ、患者様ごとに最適な選択肢を再構築していきます。
標準治療のみでは限界があるとされた方や、治療困難と判断された方であっても、介入の余地が残されているケースは決して少なくありません。私たちはその可能性を見極め、生活の質の維持・向上につながる治療を、現実的な選択肢として提示していきます。
画一的な医療ではなく、一人ひとりの病状や背景に深く向き合う診療を大切にしながら、身体への負担を抑えた低侵襲治療をご提供いたします。
さらに、新たな知見や技術も積極的に取り入れ、「もう手立てがない」とされる状況に対しても、安易に結論づけることなく、向き合い続けます。
病によって、大切な人生や日常が制限されてしまう現実に対し、私たちは医療の側からできる限りの抵抗を試みます。患者様とご家族様の時間や生活を守るために、全スタッフが同じ方向を向き、支え続けていきます。

当院の基本理念

当院では、IVR(画像下治療)を中心とした低侵襲医療を通じて、患者様一人ひとりの状態に応じた治療の選択肢をご提案いたします。
「見放さない」「見逃さない」「可能性がある限り治療を止めない」ことを基本とし、患者様とご家族にとって納得のいく医療の提供に務めています。

個別性を重視した診療

がん治療や慢性疾患の経過は患者様ごとに異なります。
当院では、画一的な治療ではなく、現在の病状・これまでの治療歴・生活背景を踏まえた上で最適な方針を検討いたします。必要に応じて、他の治療法(外科治療・薬物療法・放射線治療など)も含め、総合的な観点からご説明いたします。

低侵襲医療への取り組み

IVRは、体への負担を抑えながら行う治療の一つです。
当院では、画像ガイド下での精密な治療を行い、入院期間の短縮や早期回復を目指した医療に取り組んでいます。
  • すべての患者様に適応となるわけではありません。
  • 治療内容により入院が必要となる場合があります。

安全性への配慮

すべての医療行為には一定のリスクが伴います。
当院では、出血、感染、穿刺部や患部の痛みなどの合併症について、事前に十分な説明を行い、安全性に配慮した診療を行っています。

チーム医療と連携

当院単独で完結するのではなく、地域の医療機関や他施設との連携を重視しています。
入院加療や全身管理が必要な場合には、近隣の医療機関と連携しながら診療を行います。

患者様・ご家族への姿勢

私たちは、「説明する医療」ではなく「共に考える医療」を大切にしています。
不安や疑問があれば、遠慮なくご相談ください。